奇跡!私、40歳を過ぎても結婚できました。笑

「40代独身女性が、10年後結婚している確率は、1パーセント」

 

何の統計か分からないが、

そんな記事を読んだ事がある。

 

30代後半。

婚活に必死になっていた私の夢は、

消えかけていた。

 

口には出さないが、結婚したい。

 

このまま、一人、

寂しく年老いてくのは嫌だ。

勿論、世の中には、一人を謳歌する女性も大勢いると思うが、私は寂しかった。

 

婚活イベントには積極的に参加したし、

県がやってる(多分)登録料1万円の

結婚支援センターにも登録した。

 

初めて行った、婚活イベントの話をしたいと思う。

 

居酒屋での、合コンのようなものだった。

6人がけの席に女性3人、男性3人。

男性3人が10分おきに、交替する。

そんな感じだった。

 

その中に、好みのタイプがいた。

ニット帽をかぶり、

ボソボソと呟くように喋る男性。

話が合った。

話が弾む。

 

いきなり、運命の人に会っちゃった♫とさえ思った。

 

二次会。

 

例のニット帽の男性は、

私の隣をキープし、

酔っているのか、私の手の甲に、

カシューナッツをのせて遊んでいた。

 

飲み会も終盤。

 

私は、ソワソワしていた。

 

なぜなら、

連絡先を聞かれてないのである。

 

こんなに仲良く話しているし、

多分お互い、良いな!と思っているのに、

 

連絡先を聞いてこない。

 

「自分から聞いちゃえーー!!」

 

そんな考え、当時の私には無かった。

 

「連絡先は男から聞くもの」

自分の中の常識。

普通。

そんな強い思いがあったので、

意地でも自分からは聞かなかった。

 

今後もこのいくつかの「自分の中の普通」に支配されることになるのだが、

 

結果、

この男性とはそれっきり。

 

運命でも何でもなかった。(笑)

 

 

そのあとの婚活飲み会。

 

気づけば、この男性ばかり探していた。

 

一向に現れなかったけど。

 

 

 

次はいい人がいたら、自分から

連絡先を聞こう。

そう、心に誓った36歳の冬だった。

 

 

 

さて、結婚できた理由。

それは、自分の中の凝り固まった考え、

「自分の中の普通」を壊して行ったことにある。

 

勿論、年齢を気にせず、

私を選んでくれた旦那様には大感謝だ。

 

でも、

昔の「自分の中の普通」を通していたら、

絶対結婚できなかった。

 

まず、旦那に連絡先を聞いたのは、

私からだ。 

 

そして、しばらく消えなかった私の中の普通、

「男は奢ってくれるもの」

 

そう思うのをやめたのである。

 

今の旦那は、彼氏時代、

「割り勘」が基本だった。

始めはもっと奢ってほしいわ…と思っていたものの、

安いお給料で、

自宅のリフォームのローンも払い、

親の携帯料金まで払っているという。

 

たまに奢ってくれれば、

感謝!感謝!

 

そう思う事にした。

 

しかし、40歳以上の女性と話すと、

「勿論デートは彼氏の奢りだったわよ!」

そう話す人が多いこと!

 

逆に20代の子は、

「割り勘です!奢ってもらうと申し訳なくて」

と言う。

 

デート代は男が払う!

そんな考えは、過去のもの。

やはり、自分のためにお金を使ってくれた事に、素直に感謝しなければならないのである。

 

 

 

実は、今の旦那の前の彼氏は、

お金で揉めて別れている。

 

当時の私に映る元彼は「ケチ」

いや、ドケチ。

 

よく、会社の同僚に、

そのケチっぷりを逐一報告していた。

 

しかし、今振り返ると、

そこまでケチじゃなかったかも…と、

思えてくる。

 

勿論、割り勘主義だった。

 

家に遊びに来た時、差し入れのドーナツに手をつけなかったら、持って帰ったことや、

 

会社の忘年会で、タッパー持参で参加し、

残り物を詰めて帰ったら上司に褒められた武勇伝。(絶対本気で褒めたんじゃないだろ!)

 

他にも色々あって、

ネタになるかな?とスマホにメモしてたけど、

別れて消したから忘れてしまった。

 

ちなみに、別れた日。

あの日、私達は、

仙台の光のページェントを見に行く途中、

ご飯を食べることになった。

元々お金の事で揉めたくなかったから、ホテル代(ビジホ)と高速料金として、彼に1万円を払っていた。

(あれ?5000円だったかな?笑

忘れちゃった…)

 

サービスエリアの駐車場に、

ワゴン車が止まっていて、

なめこ汁」ののぼりが上がっていた。

元彼と私は、

お昼は焼きおにぎりとなめこ汁にしよう!と盛り上がり、行列にならんだ。

 

自分達の番になる直前、

元彼は「おにぎり280円」の値札が目に入ったらしく、

「高いなー、オレ、おにぎりいらない」

と言いだし、

なめこ汁一つ」

と言い、自分のなめこ汁を手に取り

お会計をしていた。

 

愕然とした。

 

あんなに、二人で相談したのに、

おにぎりいらないの?(しかも、これ、おにぎり2個の値段だよ)

お昼は、なめこ汁だけなんだ?

しかも自分の分だけしか買わないし…

せっかくの旅行なのに。

せっかくの旅行なのに。

 

元々、少なからず、

お金を渡してる事もあり、

 

「せっかくの旅行なのにケチケチしたらもったいない。しかもなんで自分の分しか買わないの?」

と、本音を伝える。

 

「別に結婚して生活費を一緒にしてるわけじゃないし、なんで奢らなきゃいけないの?ってか、色々奢ってんじゃん!!」

 

元彼も怒りに震えていた。

 

その後の仙台過ごした時間は、

当たり前だけど、楽しくもなく。

 

夜に一緒のベッドに入ったものの、

構ってくれることもなく、

テレビを見てたら、

無言でテレビを消され、

帰りの高速は、

「トイレ行きたい」

「ご飯いらない?」

しか話していない。

 

しかも、12時〜16時まで、

元彼の運転中何も食べてないし、

私は空腹で、気が狂いそうだったっつうの!!

 

その時の、光のページェントの写真をアップしようとしたら見事に一枚も残らず消していた。

かわりにケンカして、

一人で行った大鰐の写真を。(笑)

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そー言えば、友達に

「たまにしか会わないのに、そんなに喧嘩してたら、一緒に住めないじゃん!!」

って言われてたっけ。

 

 

結婚したいなら、妥協も大切。

自分の中の凝り固まった考え、

もう一度、見直して見ても良いかも…です。

 

そして、

わたしは今、幸せです。

これは間違いない事実です。(お惚気)